薄日さす昼過ぎ、小子部門を通りかかるとⅯさんが手をあげて「庭園の西建物(管理棟)檜皮葺きを公開しているよ!」と教えてくださった。さっそく、建屋脇のスチール階段を恐る恐る上がり素屋根をくぐると、4人の若い職人さん達が檜皮葺き作業の真っ只中。昨年秋に始まった当建物の屋根の葺き替えはこの3月が完了とのこと。
眼前に迫る中央建物が葺き替えられたのは、ちょうど1年前のこと。このことは23)で紹介した。
その記事でも一部触れたが復習してみる。檜皮を揃えて少しずつずらしながら重ねて、ナタで叩き樹皮と樹皮を接着させて最後に竹釘を屋根板に打ち付ける。手間、根気と技が勝負の檜皮葺師は全国で約100人、檜皮師は約20人と、5・6年前にその筋から教わったお話でした。今日はまさにその檜皮葺師の技が目の前で見られた。
とにかく伝統の技の継承が、”日本にしか無い檜皮葺”を守る鍵に。今、ここで檜皮葺きに取り組む若人を見て、僭越ながら頼もしく思えました。
限られた視角の映像ですがご覧ください。公開は3月19日までと聞きました。
話題変わって、朱雀門の「風鐸」が見事によみがえりましたので、これも続けてご覧ください。 ◇映像をクリックするとズームアップします。◇

◆ まず一足先に葺き替えられた、「中央建物」が眼下に観える。

◆ さらに、右手に「隅楼」が控える。出番待ちでしょうか?

◆ 「西建物」の檜皮葺作業現場が素屋根のもとで観える。本来庭園とは関係がない施設だが、構造は古代建築にしつつ、内部は現代機能を備えるもの。

◆ 若い?檜皮葺き職人達の一心不乱の心意気に圧倒される。



◆ 一言だけ質問させていただきました。「檜皮の向きは表ですか?裏ですか?」「裏向きです!」 。 下段は竹釘を打っている場面です「トントン」。
・・・東院庭園は以上です。以下は朱雀門です。
◆ 朱雀門の四隅にある隅木に吊られる「風鐸」は、ここんところ不在でしたね。

◆ 初重・二重の四つ隅、どの垂木にもイヤリングは無し。 「魔はもてあまし?」

◆ 本日は見事に磨かれた風鐸が八基とも揺れていました。 「魔が悪い?」


以上、11編でした。お疲れさまでした。